「今日の不幸」に「明日の幸福のじゃまをさせない
数十年以上昔の詩で、作者不詳ですがとてもいい詩を見付けました。ご紹介します。
「神様、不平を言う私をお許しください!」
今日、バスで金髪のきれいな少女に出会いました。私はうらやましかった・・・。少女はとても明るく見えました。そして「私も金髪で色白だったらいいのに」と思いました。バスから降りようとして、少女がつと席を立ちました、見れば、足を引きずりながら通路を歩いています。片方の足がなく、松葉杖を一本ついています。それなのに、少女は通り過ぎるとき・・・あの笑顔!
ああ、神様、不平を言う私をお許しください、私には足が二本そろっています。世界は私のものです!
私はお店に寄ってお菓子を買いました。対応したのは感じのいい青年でした。彼とおしゃべりをしましたが、とてもうれしそうなので、もし遅刻することになってもかまわないと思いました。店を出るとき、青年が言いました。「親切にしてくださって、ありがとうございます。あなたのような方とお話ができてよかったです。ほら、ぼくは目が見えないんです」
ああ、神様、不平を言う私をお許しください、私には両目がそろっています。世界は私のものです。
そのあと街を歩いていると、青い目の子供に出会いました。少年は他の子供たちが遊んでいるのを、ポツンと立って見ています。どうしたらいいのか、わからないのです。私はちょっと立ち止まって声をかけました。「坊や、どうして一緒に遊ばないの?」 少年は黙って前方を見ています。そこで耳が聞こえないことがわかりました。
ああ、神様、不平を言う私をお許しください。私には両耳がそろっています。世界は私のものです。
行きたいところへ連れていってくれる足があり、夕焼けを眺める目があり、知りたいことを聞く耳がある・・・ああ、神様、不平を言う私をお許しください。私は本当に恵まれています。世界は私のものです。

にほんブログ村
| 固定リンク
« 満月 | トップページ | 名古屋名物と言えば »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- リトルワールドサイクルミーティング(2023.06.08)
- GW 道の駅3連発(2023.05.05)
- もう14年!(2023.03.19)
- 新郎の父でございます(2023.02.12)
- 老いとか、耳が遠くなるということ(2023.01.23)
コメント