Ｅ４６ イカリング取り付け突撃隊 後編

さてインバーターその他一切を完全に外付け作戦決行と
決まったからには、早速ボディに取り付けてみることにします。

リングが４個とも点灯するのかどうかも確認していませんでしたし。

部品が手元に届いたら、作業を始める前にするべきことです。

そうしないと、ここまで作業してから点灯しないなど初期不良が
見付かったら…。

そのような恐ろしいことは、考えたくもありません。

主に左ライト側担当は幹事長さんです。
お手伝い頂いているにもかかわらず暗にプレッシャーを与えて
いたりしたりするのですね。

不良のため点灯しなかったなどという予測は、これっぽっちも
考えていなかったので、感想としては「おぉぉぉ！カッコいい！」
でした。

「いいじゃん！いいじゃん！」
「これは、かなりいいのじゃないでしょうか」

４個とも無事点灯しました。
しばらく、点けたり消したり、イカリング＝エンジェルアイとやらに
酔いしれます。

そして、すぐに現実に引き戻されるのでありました。

これ、どうしましょう。

イカリングが点灯した時点で、これらの部品はもうただ邪魔な存在で
しかないのですね。

お前にゃ、もう用はねぇんだよ！
うっ！話が違うじゃねぇか、兄貴！

すまねぇーなぁ。地獄で会おうぜ。
兄貴ぃ！途中で点かなくなるとか、警告灯の世話になるとか、
そんなこと、絶対にやらかさねぇから、な！兄貴！
それだけは勘弁しておくれやす。

急に何だよ！てめぇ、江戸っ子と違うんどすか？

ってな会話がコンバーター達と私の間にあったような・・・。

とにかくそこら辺に固めてくっつけておくにしても、当面のある程度の防水も
考えないといけません。

まあ防水と言えば、ビニール袋しか思い付きません。

幹事長さんが何かビニール袋を探しに台所に向う矢先に、「できたら、
ジッパー付きの！」と、もうここまできたらずーずーしいったらありゃ
しない一言をぶちかましたりするのでありました。

しばらくして、「ちょうどいいのがありましたわ」とジッパー付きで
しかも想像していた通りのサイズのビニル袋を持って来てくれました。

ビニール袋に電源を取ったポジションランプのソケットやらリード線、
そしてコンバーターを突っ込んで、また思考回路は一時停止します。

熱とかは大丈夫かなぁ…。

そうそう、余った白色のポジションランプ２個、これもう要らないから、
幹事長さんにあげますよ。

先日、美濃加茂サービスエリアで幹事長さんのＥ４６はヘッドライトの
球切れで交換したのですが、ポジションランプは交換してないので、
ロービームの白色と色がマッチしていないので丁度いいのですね。

「ホンマにこれ、貰っていいですか！」
と、早速交換作業に入っておられました。

だってイカリングが正常に点灯した時点で、ポジションランプには
未練のかけらも無くなっているのですから、どーせゴミになるのが
関の山（と書くのでしょうか？）なのです。

もしも単純に合ってるとすれば、関の山に申し訳ないのではないのでは
ないのではないかと少し調べてみると、そうではなくて、関の山は
それはそれは立派なものだったというようなことから、関の山＝「せいぜい」
だとか、「精一杯」という意味で、それ以上の山は無いというような意味が
語源となっているらしい。

関の山＝ゴミではないということなのでありますね。意味はその逆。

話が横にそれましたが、臨時的防水処理をしたコンバーター及び周辺の
部品は、根元をビニルテープでグルグル巻きにして左側はエアクリーナー
ボックスの側面に結束バンドで固定。

右側はウォッシャータンクに強力防水テープで固定しました。

とにかく今は臨時なのだから、見てくれはどうでもいいのだ、恒久的には
後日ゆっくりと考えればいいのだ、こんなもの見苦しくも何ともないのだ！
と、何やらいくつもの言い訳を心の中で言い聞かせるようにつぶやきながらの
作業ではありました。

でも防塵にはなってると思います。これも言い訳の一つ。

とにかく深層心理の中では、早くイカリングを点灯させて、そこいら辺りを
どーだ！どーだ！いいだろー！と自己主張というか自慢げに走りまくりたい
のではないかという気持ちが、早く作業を終了させてしまいたいということ
なのだと分析してみたりするわけであります。

さてボンネットを閉めて最終チェックです。
警告灯も点灯せず、ライト類の点灯を全て確認して終了です。

作業時間は約３時間。
取説にも確か、長くても３時間と書いてあったな…いやだけど、二人で作業
したから…。
休憩が…、深く考えるのはやめます。
とにかく恒久防水収納作業は残るものの、外観的には仕上がったのですからね。

いやいや、いいですねー。
光がちょっと細めな感じですが、控えめな主張でいいのじゃないですか？
そーですよねー！
またこれ、夜になったら違う感じになるのじゃないでしょうか？
そーですよねー！
夜が楽しみー！

という完全自己満足な自己陶酔モードではありました。
しかし、夜になろうとならまいと、運転している自分には見えないのですね。

お昼も少し過ぎてますし、腹も減りました。
飯でも食いに行きますか！

どこ行きましょうか？
コメダがありますよ。

昼間なのに、いよいよ点灯させて走れるのだ！
もう、ワクワクの子供状態なのでありますね。

どうも、この話はまだ続きそうだなあ。

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