心が洗われた
「老人と海」を読んだ後は、三島由紀夫の「潮騒」を読んだの
だけど、心が洗われたような気がして、もっと素直に感じるま
まになれるようにならなきゃ、なんて思った。
「潮騒」は究極のプラトニックラブとうたってあって、もちろ
んラブストーリーはそうなのだけど、主人公も含めて島民の人
達や、悪役で、この野郎!と思ってしまうヤツまでもが素直な
純粋な心を見せたりする物語。
舞台になる伊勢湾に浮かぶ小さな島は「神島」という実在する
島で、島にある灯台や神社まで忠実に描写されていて一度行っ
てみたいとも思った。
ところで無くしてしまったメモはやっぱり見付からず、読書
リストはその都度考えることにして、次に読むのは洋物にして
みた。
V.E.フランクルの「夜と霧」。
ドイツ強制収容所の体験記録で、私のイメージは強制収容所と
言えば、アウシュヴィッツだけだと思っていたのだけど、そこ
だけじゃなくて、沢山あって読み始めからそれら収容所に送り
こまれた人々は・・・。いとも簡単に労働出来そうにないと
判断されると、すぐに死への道が・・・。地獄・・・。
せっかく心が洗われた後だったのに・・・。
息子が試合の前後にうちにお泊りに来ていた、チロルくん。
癒された。
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