斜陽から罪と罰へ
フランクルの「夜と霧」ドイツ強制収容所の体験記録を読み
終えた。前半は収容所内での生々しい悲惨な描写だったのだ
けど中盤から著者が精神科医であり心理学者でもあることか
ら収容所内での心理的、あるいは哲学的な分析のお話になり
なるほどと思うところもあり少し自分自身の考え方にも考え
直すべき部分もあった。
さて、次の私の「死ぬまでに読むべき本」なのだけど洋物を
読んだので次は和物でということで、太宰治の「斜陽」。
戦後の動乱の時代を生きる4人のそれぞれの生き様というか、
死にざまもあるのだけど、滅びの美しさを描いた太宰治のベ
ストセラーになった代表作ということで読んでみた。
これについても、死ぬまでに読んでおいて良かったかなと、
思えるもので、この人の作品はほかにも読んでみようかな?
と少し思った。
和物の後は洋物にしようと、ちょっと大作に挑戦。
ドストエフスキーの「罪と罰」上下。
まだ読み始めなのだけど、登場人物の名前が何とかスキーや
何とかニコフ、カテリーナ・イワーノヴナ?だの欧米系じゃ
ないので誰が誰やら。
読み進めるうちに少しづつ、何となくわかってくるのだけど
その名前を覚えるまでにはいたっていないのだな。
関係ないけれど、私の「死ぬまでに食べたい〇〇」の一つに
「シシャモのお刺身」がリストアップしてある。
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コメント
ドフトエフスキーですか。
るぱんさんが老人と海を読んでいらっしゃるとき、私も罪と罰を手にしたんですけど、その厚みと上下巻に気圧されて、私も老人と海を購入、読んだところでした。
私にはも少し、時間がある・・・かも知れないと思いましたから。ワラ
今読んでるやつの次は決めてますので、次は太宰、読んでみます。
投稿: hotchocolate | 2021年8月29日 (日) 19時45分
★★HOTCHOCOLATEさん
コメントありがとうございます。
罪と罰はメルカリで入手したので手に取っ
てみて、こりゃしばらくかかるなって思い
ました。上下だし。
老人と海、読まれたんですね。
それで次の次は太宰ですか。
罪と罰が長くなりそうなので、私はまだ
次を考えていませんが、死ぬまでシリーズ
の路線でいく予定です。
和洋、交互にきているので次は和かなと。
しかし死ぬまでシリーズは、娯楽物とは
少し違って、読み終えて「あー面白かっ
た!」っていう感じではないですね。
そう思うのは、まだまだ未熟?
投稿: るぱん | 2021年8月29日 (日) 20時57分