首折り男のための協奏曲に突入
やっとこさ伊坂幸太郎の「マリアビートル」(映画:ブラット・
トレイン原作)を読み終え、すっかり伊坂幸太郎にハマり(私は
簡単にハマる)「チルドレン」「サブマリン」と立て続けに2冊
読み、更に「首折り男のための協奏曲」に突入した。
そして少し読み始めた頃に新聞のお勧めの本の紹介欄(2面も使
っている)に目を通していたら気になる作品が目に入った。
長浦京の「プリンシパル」。
紹介欄を読んでみると、ダークヒーロー的でヤクザの跡継ぎだっ
た娘がそれが嫌で教師になるのだけどついに親分である父が亡く
なり兄弟である兄達も病死だか戦死だか?ヤクザ抗争で殺された
?か何だか、とにかく跡継ぎ問題が起き仲間やら身内が殺された
りしてついにその娘が頭にきて幹部の反対を押し切り復讐のため
に組の後を継ぎ政界、GHQにんも絡んでのし上って行くという
物語らしい。
そういう物語はバットマンだったりゴッドファーザーだったり、
善人が悪人みたいになって手段を選ばず復讐していくやつで、
私的には、おっ!これだ!みたいに感じた。
昔見た映画で「2代目はクリスチャン」という志穂美悦子と
岩城滉一が出てたやつで、志穂美悦子が清純なシスターで岩城
滉一はヤクザの親分。そのクリスチャンに一目惚れした親分。
そしてシスターもヤクザ抗争に巻き込まれ、どんどん仲間がや
られていく。それまでとてもおしとやかで上品でけな気な志穂
美悦子がついに切れ、日本刀を振りかざし抗争相手に対し「て
めぇーら!十字を切って悔い改めやがれ!でねぇと、全員叩っ
切る!」と豹変し戦うのが、すごくカッコ良かったのを思い出す。
それで、その足で本屋さんに。
あって良かった。そして本を手に取り長浦京のプロフィールを
ちらりと見たら「リボルバー・リリー」で大藪春彦賞を受賞し
ている。ってことはやはりハードボイルドなわけで、それでは
「リボルバー・リリー」もついでに読んでみようと文庫本の方
を探してみた。
3周くらい目を皿にして見回ったのだけど見付からない。
1周目の最中に「リボルバー・リリー」って何となく以前読ん
でなかったけ?と。
だけど思い出せないし・・・。
店員さんに探してもらう事も考えたのだけど、何となく変な迷
いもあるし、そんなに急いだ事でもないし「プリンシパル」に
しても「首折り男のための協奏曲」を読んだ後に読むのだし。
とにかく「プリンシパル」だけ買って帰り、「リボルバー・リ
リー」を検索してみたら、あらすじに何となく記憶が・・・。
それで自分のブログを見てみたら、2019年に既読になっていた。
買わなくて良かった。在庫が無くて良かったとつくづく思った。
やっぱり既読リストを一冊作っておいた方がいいかなと。
「リボルバー・リリー」来年映画化されるらしい。
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コメント
るぱんさん、書評ありがとうございます。(^^;
次の候補がまたできました。(^^;
私の場合は、古書店で100円書物から探すので、なかなか、巡り合わないかもしれませんが。(笑)
見つけたら、そっこー買いたいと思います。
投稿: hotchocolate | 2022年10月25日 (火) 21時10分
HOTCHOCOLATEさん
コメントありがとうございます。
私もたまにbookoffとか書店の中にある中古本のコーナーに行きます。
そういう時は、何か面白そうな本は無いかなぁとその場で探す時です。
本屋さんの場合は最初から狙っていた物を探しに行く時です。なので無い時は店員さんに聞きます。そして取り寄せになると言われると頼まずにガッカリして帰ります(笑)。
投稿: るぱん | 2022年10月26日 (水) 20時33分